Menu

子どもアドボカシーセンター福岡 こことら

日本財団
九州ろうきん
働く人と子どもの明日を応援プロジェクト
お知らせ

「子どもアドボケイト養成講座 2日目」

日差しの強さに夏の訪れを感じる頃となりました。
そのような中、子どもアドボケイト養成講座の「対面講座2日目」を開講しました。

午前中の講座は「子どもとの関わり合いを創造するために」
座学の後、ワークショップが始まりました。

「ペアになってお互いの似顔絵を描きましょう。
ただし、絶対に手元は見ない!相手の顔から目を逸らさずに、最初から最後まで描いてください!」
「2人組で背中合わせで床に座った状態から、手を使わずに立ち上がりますよ!」
「体の重さを変えてみましょう!」
「思っていなくても、『まあステキ!』と相手をほめましょう。」

などなど、講師から新しい取り組みが示されるたびに、
受講者のみなさんは驚きながらも楽しみながら実践していました。

手元を見ずに、似顔絵を描きましょう~と言われたにも関わらず、
何度も手元を見てしまいそうになる…
なぜなら、手元を見ないとうまく描けないから…目の位置は?口の位置は?
あれ?でもどうしてうまく描かないといけないのだろう??
私たちは、「絵を描け」と言われると、無意識のうちに
「うまく描かないといけない」と思い込んでしまっているのではないでしょうか。
「手元を見てもよい」と言われると、手元ばかりを見て、
目の前にいる相手をみようとしなくなってしまいます。
相手のありのままの姿をみることこそが大事なのだと気づきました。

さあ、午前中に軽く体を動かし、午後からの講座がスタートです。
午後の講座は「訪問アドボカシーの実際」です。
初回の時に、講座を受けるうえでのグランドルールの確認があったのですが、
今日はここに一つ、ルールが追加されました。

1.多様性を受け入れ、お互いの意見を尊重する。
2.自他の区別を意識し、「私は~」と自分の意見を率直に話す。
3.時間を分かち合う。
4.秘密を守る。
5.積極的に参加する。

発言をしなければ、間違うことはないかもしれません。
では、なぜこの講座に参加しているのか?
失敗や間違いを恐れずに、積極的に発言をしていってもらいたいという願いからです。

3人ずつのグループに分かれ、まずはアドボケイトの訪問が想定される訪問先の特徴を話し合いました。
訪問先によって、子どもが一時的に過ごす場なのか、長期的に生活をする場なのか、施設の大きさなどさまざまです。
それらを学んだ上で、実際にアドボケイトとして子どもと会うことを想定したロールプレイが行われました。

アドボケイトの元を訪れた子どもをどう迎えるのか、
どういう配置で座るのか、お互いに何と呼び合うのか、
アドボケイトの役割や守秘義務についてどう説明するのか…

チーム内で子ども役、アドボケイト役、観察者に分かれ、ロールプレイが始まりました。

「はじめまして。」「どこに座る?」
「アドボケイトにも秘密にできないことがあってね。」

頭では理解していたつもりでも、
子ども役の年齢設定によって言葉選びが変わったり、
思っていなかった子どもからの問いかけにとっさに言葉が出なかったり、
ロールプレイ終了後には「難しいーーー」という声が多く上がりました。
やってみないと分からないからこそ、こういったロールプレイを積み重ね、
自分の課題をみつけていかなければならないのだと思います。

休憩をはさみ、次は個別面談の様子を文字化した二つの「逐語録」をチーム内で読み合わせ、
「子どもは自分の思いを話せていたか」、「子どもとアドボケイトの気持ちはどう動いていったか」、
二つの逐語録を比較して話し合いました。

「アドボケイトが誘導しようとしている。」
「ここで口調が変わったね、子どもが話すのを諦めた。」
「子どもが自分で自分の本音に辿り着いた。」
「この声かけ、いいね。」

チーム内で意見を交わし、自分がアドボケイトとして子どもと話すときに
気を付けたいこと、参考にしたいことがみえてきたのではないでしょうか。

「子どもが伝えることを諦める」のか、「子ども自身も気づいていなかった本心に辿り着ける」のか、
アドボケイトの「傾聴のスキル」にかかっています。
だからこそ、こことらでは継続研修を大切にしています。
養成講座には、すでに活動をしているアドボケイトも参加し、継続して自己研鑽に取り組んでくれています。

受講者のみなさんは、今日の2講座分のレポートを提出していただき、
次回の対面講座(8月8日)までに、4講座分のオンデマンド配信講座を視聴し、レポートを提出していただく予定となっております。
さらに、対面講座の最終日に使用する「シナリオ作成ワーク」といった課題もあります。
暑さも厳しく、それぞれにお仕事やご家庭のご用事などでお忙しいと思いますが、
受講者全員で乗り切り、その後も共にアドボケイト活動をしていく仲間となれることを願っています。

その他のお知らせ

子どもの権利を学ぶワークショップ きかせてジャーニー
紙飛行機