子どもアドボカシー職員研修2026_夏研修
朝から蝉の鳴き声が途切れることなく響き渡るお盆明け、
こことらの副理事長:佐川と、現役アドボケイトの3人が講師となり、
冬に学校ワークの実施を予定している小学校で、職員研修を行いました。
40名ほどの先生方にお集まりいただき、研修はスタート。
「子どもの権利をどう捉えるのか」から始まり、
「学校で子どもの権利を学ぶ意義」などをお話しました。

また、
自分の話を聴いてもらえた満足感→子どもが話したくなる→今まで拾えなかった声を拾うことができる
→子どもが抱える問題を知ることができる→解決に向かえる
といった、これまで学校ワークを実施していく中であらわれた“変化”についてもご紹介。
座学の後、実際に学校ワークで実施する「ぺちゃくちゃスカイ」を先生方にも体験していただきました。
6人×3グループに分かれていただき、1グループごとにアドボケイトが入り、ファシリテーターを務めます。
ワークに参加しない先生方には、周りからワークの様子を見学していただきました。
さあ、「ぺちゃくちゃスカイ」を始めます。
アドボケイト:「小学校の5年生になりきって参加してくださいね!」

サイコロを振って、コマを進め、止まったマス目に書いてある質問をよんでいきます。
3グループとも大盛り上がり。
「自分が小5の時はそうだったんだって!!」など、
笑い声が響き、そして笑顔が見られました。
ある質問に対し「みんなで〇〇したい。」と答えた先生がいました。
そこでアドボケイトは「みんなって、だれ?よかったらきかせてもらっていい?」と問いかけました。
アドボケイトは子どもが発した言葉に対し、少しだけ、深掘りする問いかけをします。
今までの学校ワークの中で、話しをしてくれた子どもに対し、
「この話し、今まで誰かに話したことある?」ときくと、
「ない、初めて話した。」という返答を多くもらいました。
「なぜ初めて話してくれたの?」ときくと、「きいてくれたから」と。
絶対に否定したりせず、常に「聴く姿勢」で子どもと向き合うアドボケイトに
「今まで思っていたけど言ったことがないきもち。」を話してくれる子は、案外多いのです。
ワークを体験してもらうことで、アドボケイトが子どもにどういう問いかけをするのか、
その問いかけをすることで、子どもがどんな風に思いを吐露するのか、
先生方に実感していただいたのではないかと思います。
「ぺちゃくちゃスカイ」の体験の後、アドボケイトからある学校の児童がこのワークで「意見表明権」を知り、実際に「意見表明」を行ったことで、
委員会のルールが良い方向に変わったという事例を紹介しました。
これは、こことらが「きかせてジャーニー」のプログラムを実施する目的である『学校や地域で子どもの声が聴かれる「きっかけ」として機能する』が、まさに形となった事例でもあります。
質疑応答の時間では、
外国籍の子など、言葉できもちをあらわすことが難しい場合、どうしたらいいのか…
何十人と児童がいるなかで、どうやって対話する時間を確保したらいいのか…
質問をしてくださる先生方からは
「学校を子どもが自分のきもちをあらわせる安心、安全な場所にしたい。」
という思いが溢れていました。
「子どもの権利」を守るためには、「おとな」が「子どもの権利」を理解し、「子どものきもちを受け止め、手助け」をしてくれることが必要です。
紹介事例は、子どもの声を受け止めて、子どもと一緒に考える先生の存在があったから実現したのです。
子どもたちとワークショップを実施する前に「職員研修」を行うことで、先生方が子どもの声をどう受け止めるのか考えるきっかけの時間にもなったと思います。





