声が届きづらい社会で
子どもの権利を守る
子どもが発したSOSが誰にも受け取られることなく、
虐待などの問題につながってしまうケースが後を絶ちません。
おとなにかき消されてしまう子どもの声に耳を傾け、
それを伝えるのが「子どもアドボカシー」。
子どもアドボカシーセンター福岡は子どもアドボカシーを通して、
子どもたちが尊重される社会を目指して活動しています。
子どもアドボカシーが
制度化します。2024年度からの施行が決まりました。
子どもアドボカシーセンター福岡は、独立性を持つ第三者機関として、子どもたちを支える役割を担います。今回始まる制度は社会的養護の子どもを対象としていますが、わたしたちはすべての子どもを対象とした制度となることを願って、今できる活動を進めています。
What is Children's Advocacy?
子どもの声に耳を傾け、
思いや意見を表明できるように支える
自分の思いや意見を尊重されることは、子どもにとって大切な経験です。
自分の思いや意見を、誰かにちゃんと受け止められた経験、
そして、伝えたい相手にそれを言うことができた経験は、
子どもをエンパワーし、生きるための大きな力となります。
一方、自分の思いや意見を無視され続けた子どもは、
無力さを感じ、やがて声を上げることをあきらめ、生きる力を奪われてしまいます。
子どもアドボカシーは、おとなにかき消される子どもの声に耳を傾け、
その思いや意見を表明できるように支える取り組み。
多くの人がアドボカシーについて知り、行動することは、
子どもたちが尊重される社会へと変わる一歩になります。
アドボカシーセンターの役割
-
アドボケイトの
養成専門性と十分な資質を備えた
アドボケイトを養成するための
プログラムの開発と実施 -
アドボケイトの
派遣児童相談所・児童養護施設・
里親家庭などにアドボケイトを派遣。
子どもの声を聴き、意見表明を支援 -
子ども自身の
意見表明する力を育てる子どもの権利について知ってもらう
「子ども権利ノート」など、
子どもが自ら意見を言えるための土壌づくり -
子どもアドボカシーの
仕組みづくり福岡市をはじめ、行政と協働し、
福岡におけるアドボカシーシステムの
在り方を探る研究会を開催 -
子どもの権利・子どもアドボカシーの
広報・普及啓発「子どもの権利」や
「子どもアドボカシー」を
当たり前のこととして社会に根付かせる
子どもの権利を学ぶワークショップ
きかせてジャーニーは、学校や地域の中で、子どもたちがお互いの声をきき合いながら「子どもの権利」学ぶワークショッププログラムです。
ファシリテーターと一緒に旅をコンセプトにした3つのワークを通して楽しみながら「子どもの権利」への理解を深めてきます。
子ども時代のわくわくする旅へ、さぁ出発!