オンライン講座
時間や場所を気にせず、
子どもアドボカシーを学ぶ。
全国的に注目が集まっている「子どもアドボカシー」。
その理念や背景、実践を学ぶ講座が、全国で開講されています。
子どもアドボカシーセンター福岡では、時間や場所を気にせず
子どもアドボカシーを学びたいという声に応えて、
eラーニングで基礎講座を発信することになりました。
いつでも、どこでも、子どもアドボカシーをめぐる
最新の情勢を学ぶことができます。
自分をちょっとアップデートするつもりで、気軽に受講してみてください。
子どもにかかわる、すべての人へ。
子どもアドボカシーの担い手は、子どもにかかわるすべての人。
子どもの声は、子どもアドボケイトや、
子どもの福祉にかかわる仕事をしている大人だけが聴けばいいわけではありません。
親も、地域の大人も、学校の先生も、自治体の職員も、そして子ども同士でも、
あらゆる立場の人が子どもの声を聴き、実現することが求められます。
子どもアドボカシーセンター福岡の講座は、
これまで、累計で約500人の方に受講いただきました。
時間や場所を気にせず受講できるeラーニングで、
立場や生活スタイルを問わず、たくさんの方に受講していただけるようになりました。
e-Learning course PR Movie
1.いつでもどこでも、スキマ時間で学ぶ
子どもアドボカシーを学ぶ講座の多くは、現地開催やライブ配信で提供されてきました。
子どもアドボカシーセンター福岡にも、会場が遠くて受講できない、
スケジュールが合わず修了できない、といった声が寄せられていました。
本講座では、全講議をアーカイブ動画で提供しています。
日中に時間が取れない方、休みが不規則な方、
仕事や子育ての合間に少しずつ学び進めたいという方にも、安心して受講いただけます。
全6講座 講座受講費用:16,500円(税込)
2.こども家庭庁のガイドラインに
沿ったカリキュラム
子どもアドボカシーにかかわる新しい制度を盛り込んだ
改正児童福祉法が、2024年4月に施行されました。
本講座は、こども家庭庁が策定した
『意見表明等支援員(子どもアドボケイト)の養成のためのガイドライン』の
基礎編に準拠した内容となっています。
子どもアドボケイトを目指す方の入り口としても、ご活用いただけます。
3.子どもにかかわる多様な現場で
社会的養護を受けている子どもたちと接する里親や施設の職員、児童相談所の職員などに限らず、
子育て中の方、学校の先生、子どもを支援する民間団体のスタッフなど、
子どもにかかわるさまざまな立場の方に広く知っていただきたい内容となっています。
4.地域や学校で
子どもアドボカシーの担い手になる
子どもアドボカシーセンター福岡では、子どもアドボカシーを
学校や地域のさまざまな場所で広く普及させていくための取り組みを続けています。
本講座を修了した方々が学校や地域で活動することで、
子どもたちがあらゆる場面で声を聴かれる社会が作られていくことを願っています。
e-Learning
course
全講座アーカイブ視聴が可能 ※閲覧期限3ヶ月(講座単体は1ヶ月)
講座受講費用:16,500円(税込)
オンラインで学ぶ
子どもアドボカシー
講座・講師紹介各2時間程度×6回
第1回
子どもアドボカシーの最前線〜子どもアドボカシーの理念と枠組み〜
〈講師〉
安孫子健輔さん
子どもアドボカシーセンター福岡センター長
第2回
子どもの現状〜子どもたちが抱える様々なSOS〜
〈講師〉
重永侑紀さん
子どもアドボカシーセンター福岡
トレーナー兼 スーパーバイザー
第3回
子どもの権利条約を学ぶ〜子どもの権利条約とこども基本法〜
〈講師〉
平野裕二さん
子どもの権利条約総合研究所 運営委員
第4回
社会的養護と子どもアドボカシー〜社会的養護の子ども・経験者の視点から〜
〈講師〉
川瀬信一さん
一般社団法人子どもの声からはじめよう
代表理事
第5回
子どもアドボカシーの
過程と基本スキル〜現場にアドボカシーを導入するために〜
〈講師〉
岡田健一さん
子どもアドボカシーセンター福岡
トレーナー兼 スーパーバイザー
第6回
社会的養育における
アドボケイトの役割〜行政と施設の立場から〜
〈講師〉
福井充さん
福岡市こども家庭課福祉係長
森尾真由美さん
児童擁護施設 和白青松園 家庭支援専門相談員
第1回
子どもアドボカシーの最前線〜子どもアドボカシーの理念と枠組み〜
- 1. 子どもアドボカシーと子どもアドボケイト
- 2. 国内の実践例
- 3. 子どもアドボカシーをめぐる国内外の情勢
〈講座内容〉
[アドボカシーに関する基礎知識][情勢]
個別/システムアドボカシー、意見形成支援、意見表明支援、
用語の定義、国の動き、福岡の動き、
権利擁護システム(児童福祉審議会)
〈受講者へのメッセージ〉
子どもアドボカシーは、「子どもの声を聴く」というシンプルながら奥の深い取り組み。その基本的な考え方は、子どもにかかわるあらゆる場面で活用することができます。子どもの声であふれる社会をつくるために、はじめの一歩を踏み出しましょう!
- 1983年
- 山形県南陽市生まれ
- 2005年
- 一橋大学法学部卒業
- 2008年
- 九州大学法科大学院卒業
- 2009年
- 弁護士登録
- 2017年
- 社会福祉士登録
- 2019年
- ふじさき法律事務所開所
- 2021年
- 子どもアドボカシーセンター福岡 理事長 就任
安孫子健輔さん
子どもアドボカシーセンター福岡
センター長
- NPO法人そだちの樹事務局長
- NPO法人全国子どもアドボカシー協議会事務局長
- 日本弁護士連合会子どもの権利委員会幹事
第2回
子どもの現状〜子どもたちが抱える様々なSOS〜
- 1. にじいろCAPの活動について
- 2. 子どもを取り巻く現状認識「日本のリアル」
- 3. 子どものSOS
- 4. あなたの日常
〈講座内容〉
[子どもの権利]
権利が尊重されない現状、子ども差別、子どもの権利条約、
期待される現場の変化、6つの原則、
セルフアドボカシー、アドボカシージグゾー
モンテッソーリ教育にある子ども観に刺激を受けモンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園にて教諭を務める。その後、2人の子育てをしながら障害者自立支援センターにて当事者運動に関わる。と同時に子どもの人権が著しく侵害される児童虐待について防止する必要性を感じ、1997年にCAP(child assault prevention)プログラムの実践者となる。2007年にCAPセンター・JAPAN理事となり、2009年にはトレーナーになり人材育成に努めてきた。現在、NPO法人にじいろCAPにおいて年間に900回を超える子どもワークショップや教職員研修、児童養護施設職員研修等を行なっている活動家。
〈受講者へのメッセージ〉
年間に約16,000人の子どもたちに学校や施設で暴力を防ぐための権利教育を行なってきました。その活動で子どもたちの声を聴かせてもらってきました。アドボカシー活動を行うにあたって知識は必要ですが、どのような伝え方をするか、どんな考えを身につけているか、どんな推測ができるか、はとてもアドボケイトの大切な要件になると思います。たくさん練習をして子どものどんな話であっても楽しみに聴き入ることのできるようトレーニングを積んでみてください。
重永侑紀さん
子どもアドボカシーセンター福岡
トレーナー兼SV
- NPO法人にじいろCAP 代表
- JaSPCAN会員
- 福岡市社会教育委員
- 純真学園大学看護学科非常勤講師
- 緑生館専攻医療学科非常勤講師
第3回
子どもの権利条約を学ぶ〜子どもの権利条約と子ども基本法〜
- 1. 子ども条約ができる過程
- 2. 子どもの権利条約とは
- 3. 子ども基本法
〈講座内容〉
[子どもの権利]
子どもの権利条約、子どもの最善の利益、意見表明権
1967年、福岡市生まれ。1990年にARC(Action for the Rights of Children)を設立し、その後、子どもの人権連(代表委員)、子どもの権利条約総合研究所(運営委員)、子どもの権利条約ネットワーク(同)などの団体で国連・子どもの権利条約の普及啓発活動に従事。国連・子どもの権利委員会の動向を一貫してフォローしており、子どもの権利woめぐる国際的動向に詳しい。
〈受講者へのメッセージ〉
今年(2024年)は国際連盟がジュネーブ子どもの権利宣言を採択して100年、国際連合が子どもの権利条約を採択して35年、日本が同条約を批准して30年という節目の年です。こども基本法の理念、こども大綱で打ち出された方向性なども含め、子どもアドボカシーの根幹である「子どもの権利」についてしっかり考えていただけるようなお話をできればと思います。
平野裕二さん
子どもの権利条約総合研究所
運営委員
第4回
社会的養護と
子どもアドボカシー〜社会的養護の子ども・経験者の視点から〜
- 1. なぜ声を上げることは難しいのか
- 2. 子どもアドボカシーとは
~理念と原則を子どもの視点で捉え直す~ - 3. 子どもアドボカシーの実際
~子ども・若者とともに進めるアドボカシー~
〈講座内容〉
[子どもの現状とアドボカシー導入による変化]
社会的養護とは、社会的養護における子どもたちの現状、
子どもアドボカシーを導入することで見込まれる変化
〈受講者へのメッセージ〉
私たちは、子どもが権利行使の主体となり、気持ちや考えを自由に表現できる状態を目指します。子どもが声を上げることを難しくしている原因は、私たち大人、周囲の環境、そして社会の側にあります。子どもの声を聴き、エンパワメントするためにはどうすればよいのか。あなたがこれまでの経験から築いた価値観を客観的に捉え、一度脇に置き、目の前にいる子どもの声から考えるための準備を「子どもとともに」始めましょう。
- 1988年
- 千葉県松戸市生まれ
- 2010年
- 千葉大学教育学部卒業
- 2012年
- 千葉大学教育学研究科修了
- 2014年
- 千葉市公立学校教諭
- 2018年
- 子どもの声からはじめようプロジェクト設立
- 2020年
- 一般社団法人子どもの声からはじめよう設立
- 2022年
- こども家庭庁設立準備室政策参与
- 2023年
- こども家庭庁参与
年間公演数(2023年度)57回
川瀬信一さん
一般社団法人 子どもの声からはじめよう
代表理事
- こども家庭庁参与
- 全国子どもアドボカシー協議会理事
- 子どもアドボカシー学会アドボケイト認定委員
第5回
子どもアドボカシーの
過程と基本スキル〜現場にアドボカシーを導入するために〜
- 1. 子どもアドボカシーの過程
- 2. 訪問アドボカシーの具体例
- 3. 子どもアドボカシーの基本スキル
- 4. 現場で起きること
〈講座内容〉
[アドボカシーの過程と基本スキル]
訪問アドボカシーの流れ、
基本スキル(意見形成 支援・意見表明支援に役立つスキル)解説
臨床心理士として児童相談所やスクールカウンセラー、引きこもり支援など、子ども・保護者支援の現場で経験を重ねる。合わせて、ボランティアとしてチャイルドラインの運営にも携わってきた。現在は、保育者養成校で子どもと保護者に寄り添う保育士・幼稚園教諭の養成に携わっている。
〈受講者へのメッセージ〉
子どもの声を聴く。子どもの声から分かる子どもの現状を社会に伝える。これらは、チャイルドラインがずっと取り組んできたことです。ここ数年、子どもアドボカシーをキーワードに、このことに興味を持ってくださる人が増えたことを嬉しく思っています。
「話を聴く」力は人間として当たり前の力なのですが、なかなか奥が深く、知識と身についたスキルが必要です。講座をきっかけに聴く力を身につけ、日常にも活かしてください。
岡田健一さん
子どもアドボカシーセンター福岡
トレーナー兼SV
- 九州大谷短期大学 准教授
- 認可保育所 副園長・理事長
- 精神科クリニック 心理士
- チャイルドライン「もしもしキモチ」代表理事
- 子どもアドボカシーセンター福岡
理事・トレーナー・SV
第6回
社会的養育における
アドボケイトの役割〜行政と施設の立場から〜
福井
- 1. 社会的養育に関わる行政~福岡市での取り組み
- 2. 行政(支援者)として知りたいこと・
行政(支援者)へ表現されないこと
森尾
- 1. 社会的養護について
- 2. 和白青松園の現状
- 3. アドボケイトと訪問の実際と今後の課題
〈講座内容〉
[現場が独立アドボケイトを活用する]
教育・福祉等の子どもの現場の職員からみた子どもアドボカシー、
職員の立場からの独立アドボケイトの活用
- 福井
- 2011~2017年度
- 福岡市こども総合相談センター(児童福祉司)
- 2017~2021年度
- 福岡市こども未来局総務企画課(第5次子ども総合計画、子どもの貧困対策)
- 2021~2023年度
- 福岡市こども未来局こども家庭課(子ども家庭支援体制強化、社会的養育推進)
- 2024年3月現在
- 福岡市こども家庭課こども福祉係長
- 2020年〜
- 早稲田大学社会的養育研究所招聘研究員兼任
北海道大学法学部卒、社会福祉士・精神保健福祉士
- 森尾
- 1971年
- 福岡県みやま市生まれ
- 1994年
- 日本福祉大学卒業
- 1994年
- 和白青松園入職、ケアワーカーとして子どもたちの生活支援を担当
- 2009年
- ケアワーカー兼家庭支援専門相談員を担当
- 2011年
- 社会福祉士登録
- 2016年
- 社会福祉士相談援助実習指導者取得
- 2017年
- 士長と家庭支援専門相談員を兼務、現在に至る
〈受講者へのメッセージ〉
- 福井
福岡市児童相談所の児童福祉司として施設や里親で暮らす子どもや家族と関わった経験や、区役所等の子ども家庭支援の体制強化に携わった経験から、行政職員によるフォーマルアドボカシーを含む市の社会的養育施策を解説します。独立型のアドボカシーに期待される役割を自治体の視点からお伝えし、皆様の活動の参考にしていただけると幸いです.
- 森尾
私は入職以来児童養護施設の子どもたちと過ごし、間もなく30年を迎えます。ここ10年で児童養護施設の状況は大きく変化し、より一人一人に寄り添った支援を行うことができるようになりました。アドボケイトを目指している皆様には、社会的養護下にある子どもたちの状況、生活支援に関わっている養育者・施設職員のこと、施設の現状等を知って頂くことで、実際の訪問の際の参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
福井充さん
福岡市こども家庭課こども福祉係長
- 福岡市こども未来局こども家庭課子ども福祉係長(2024年3月時点)
森尾真由美さん
児童養護施設和白青松園
家庭支援専門相談員
- 社会福祉士
- 社会福祉士相談援助実習指導者
- 福岡県社会福祉士会員
ご利用の流れ
隙間時間で学習
オンライン上に講座の動画ファイルがありますので、インターネットにアクセスできるところであれば、いつでも学習いただくことが可能です。
修了証の発行
受講後のレポートの提出が確認できましたら、受講修了証(PDF)をお送りいたします。
- 動画閲覧の有効期限は、全講座受講の場合で3ヶ月、講座単体の場合で1ヶ月となります。
- 閲覧URLの他者への共有はご遠慮ください。もし発覚した場合は閲覧を取りやめさせていただきます。
前身の「子どもNPOセンター福岡」時代から
実施してきたアドボカシー基礎・養成講座の受講者数
※オンライン参加含む
2018年度
- 子どもアドボケイト「養成連続講座」
- 51名
2019年度
- 【公開シンポジウム】J.ダリンブル氏(英)を招聘、基調講演とワークショップ
- 102名
- アドボケイト「養成講座」(入門編)
- 40名
- 専門講座
- 23名
2020年度
- アドボカシー「基礎講座」
- 56名※
- アドボケイト「養成講座」
- 19名
2021年度
- 子どもアドボカシー「基礎講座」
- 28名
- 子どもアドボケイト「養成講座」
- 19名
2022年度
- 子どもアドボカシー「基礎講座」
- 57名
- 子どもアドボケイト「養成講座」
- 23名
2023年度
- 子どもアドボカシー「基礎講座」
- 56名
- 子どもアドボケイト「養成講座」
- 33名
講座を選んで申込む場合講座受講費用 1動画:3,300円(税込)/
閲覧期限1ヶ月
第1回
子どもアドボカシーの最前線〜子どもアドボカシーの理念と枠組み〜
第2回
子どもの現状〜子どもたちが抱える様々なSOS〜
第3回
子どもの権利条約を学ぶ〜子どもの権利条約とこども基本法〜
第4回
社会的養護と子どもアドボカシー〜社会的養護の子ども・経験者の視点から〜
第5回
子どもアドボカシーの
過程と基本スキル〜現場にアドボカシーを導入するために〜
第6回
社会的養育における
アドボケイトの役割~行政と施設の立場から〜
6本の講座をまとめて申込む場合
e-Learning
course
全講座アーカイブ視聴が可能 ※閲覧期限3ヶ月(講座単体は1ヶ月)
講座受講費用:16,500円(税込)